海宝山 妙乗寺

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新米・坊守さんのつぶやき

2017.11.18 日蓮宗のお葬式

多くの方にとって、お坊さんに会う機会というのは、ほとんどがお葬式や法事なのではないかと思います。
私もお寺に嫁ぐまでは、そうでした。

そしてほとんどの場合が、「葬儀でお坊さんが何をしているのか」というのが理解出来ないまま、
終わっていくのではないかと思います。

私がまだ若い頃、祖父の法事で読まれたお坊さんによるお経があまりにも心地よく、
居眠りをしそうになったことがあります。
過去に戻れるのなら、寝そうになる自分に「喝!」を入れたいほど恥ずかしい事ですが
その頃の私には、お経の意味はもちろん、法事の意味すら良く分かっていなかったのです。

しかし、嫁いでから少しずつ色々な事の意味が分かるようになり、
特に日蓮宗のお葬式を見ると、「お葬式は卒業式なのだ」と、思うようになりました。

日蓮宗のお葬式の中で特に印象深いのは、お坊さんが「引導文」というものを読む場面がある事です。
そして私はこの「引導文」を、勝手に「卒業証書」と「旅券」の役割をしていると理解しています。
「この世界から離れ、これから新しいお名前(戒名の事)で浄土へ向かう旅が始まりますが、
法華経が、日蓮聖人が御守りくださいますよ」というような事を、お坊さんが言うからです。

人が亡くなった後の事は、正直私も分かりません。
体験した事ないですし、体験した事がある人に会った事もないので(笑。
ただ、肉体から離れた魂が(日蓮宗の場合は)霊山浄土へ向かう旅を始める事を
最近は何となく信じています。

引導文の中に「法華経は三途の川にては舟となり、死出の山にては大白牛車となり、
冥途にては灯となり、霊山へ参る橋なり」
という一文があります。
きっとお坊さんだけではなく、私たち参列者もお題目を心を込めて唱える事で
故人が迷うことなく無事に目的地に辿り着く手助けになるんだと、そう思います。


2017.11.15 新しい檀家さんを紹介します☆

いよいよ冬到来ですね!
福岡は良いお天気ですが、それでも空気が冷たくなってきたように思います。

さて、本日は新しい檀家さんを紹介します^^
彼の名前はラームさん。日本人ではなく、シンガポールの方なのですが、
日本に来る前に既に日蓮聖人のご生涯に感銘を受け、お題目を唱えることを日課としていた方なんです。
そうすることで、彼は何度も心が救われたそうです。

うちのお寺に来てもらうと決まってから、色々と話していて気付いた事があります。
例えば、彼はインド系シンガポール人なので、うちのお寺でのご先祖供養は必要ありません。
彼のご先祖様はほとんどがヒンドゥー教徒なので、
ヒンドゥー教でご供養されるからです。

日本の仏教は日蓮宗に限らず、ご先祖供養が大切な役割を担っていますが、
それ以上に、生きている私たちの人生や心を救ってくれる、より良いものにしてくれる。
だから仏教を、日蓮宗を信仰する。

そんな気持ちを改めて彼に教えてもらった気がします。

彼は黒崎駅付近にて、英語教室を開いています。
https://www.facebook.com/e3kyouiku/
その点では私のライバル?!いえ、足元にも及びません・・。
興味がある方は、是非一度遊びに行ってみてくださいね。

今後、うちのお寺でも彼による英語レッスンを開催しようと思うので、乞うご期待!


 


2017.11.08 厳島神社・千畳閣での法要

こんにちは☆
良いお天気が続いている今日この頃、今日も小春日和な一日ですね。

さて、11月上旬は御会式法要、城野マルシェとイベントが続きましたが、
その翌日の11月6日(月)、広島県は厳島神社の千畳閣にて
日蓮宗・声明師会が主催する「法華経読誦 施餓鬼法要」が厳修され、
私と母・法子も福岡県和讃隊として、出仕させていただきました!

和讃を始めてまだ2年という「ペーペー」にも関わらず、このようなご縁をいただき、
総勢80名弱いる和讃隊の中でも最前列に座らせていただく事に。
ド緊張でしっかり演奏出来るか不安でしたが、たくさんの神様のお力なのか、
なんとか事なきを得ました。

しかし、声明師のお上人方のお声の美しい事っ!
約50名ほどいらっしゃいましたが、誰一人ずれる事なく
音程もぴたーっと合わさった読経が千畳閣を包み込み、
聞き惚れてしまいました。

毎年この時期に行うようですので、観光がてら、是非足を運んでみてください♪

あ、ちなみに神社へたどり着くまでの間、数々の鹿さん達に遭遇しますが、
どうか気を付けて。
母・法子は追いかけまわされて、大変でした(笑。


2017.11.01 涙の激励 〜行僧さんへの思い〜

本日から11月が始まりましたね!
福岡は昨日に引き続きとってもいいお天気に恵まれています。
今年もあと2ヶ月。年の瀬が近づいていますね。

さて、本日11月1日は日蓮宗の僧侶にとって、特別な日。
なぜなら100日に及ぶ大荒行堂が本日から始まるからです。(※1)
全国の日蓮宗のお坊さんがそうかと思いますが、当山の副住職も毎年この時期になると、
自分の経験をもとに行僧さん(荒行に入る僧侶の事)に想いを馳せながら毎日を過ごします。

昨夜、副住職がとても可愛がっている後輩と電話で話す事が出来ました。
彼は今年2回目の荒行に入るのですが、これが修行が始まる前夜に電話をくれたのです。

「最後に公輔さんと話せて嬉しかったです」
後輩からその言葉を聞き、思わず涙ぐんでしまった副住職。
その姿を横で見ていた私も、グッと来てしまいました。

日蓮宗の僧侶の妻となって2年。
初めて翌日に修行を控えたお坊さんと話し、心から思いました。
「話を聞くだけではなく、実際にこの目で見なくてはいけない」と。

もちろん修行自体を部外者が見る事は出来ません。
でも、面会が許される期間に行僧さんに会いに行く事は出来ます。

百聞は一見にしかず。

仏教の世界は、聞いて想像する事も大切ですが、目で見た方がより理解しやすい事が多いような気がします。
それはきっと、「言葉にならないもの」が多いからでしょうね。

言葉にならない風景、現象、空気、思い。
それらをたくさん感じて初めて、仏教というものが分かっていくんだと、
そう思う次第なのです。

※1.前回書いた「荒行堂についての記事」はコチラから!
http://www.myoujouji.jp/tubuyaki.php?no=67#67





2017.10.27 見守られる幸せ

秋晴れが続いている福岡ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
台風21号の被害が心配ですが(22号も迫ってきているとか!)、くれぐれもご自愛ください。

さて、私は今週火曜日に門司にあるお寺で行われた
お題目の集い」に参加してまいりました!
事情があり、午前の部しか参加が出来なかったのですが、
去年に引き続き和讃隊に混じって、奉納してまいりました。(※1)
皆さんの前で和讃を披露するのはかれこれ5回目ぐらい??
ようやく慣れてきました。ふぅ。

お題目の集いでは、同じ地区のお寺のお上人・寺族はもちろん、それぞれの檀信徒の方もいらっしゃるのですが、
今年は5月に一緒に七面山に登頂した他寺の檀家さん2名から声をかけていただき、
すごく嬉しかったです!(※2)
そのうちのお一人は、私のお腹に手をあて顔を見つめられるので、
「まだなんです〜」と伝えると、「大丈夫!!来年絶対大丈夫よ!!」と。
その手の温もりからパワーを頂ける気がして、
その優しさが、涙が出るほど嬉しかったです。

自坊の檀信徒の皆さんはもちろん、たまにしかお会い出来ない他寺の皆さんにも、
私の「坊守としての成長」を見守ってくださっているのだなぁと、
力を頂いた、そんな1日でした。


お題目を唱えている方々は、本当に心の温かい方ばかりです。
私も皆さんのようになれるよう、精進していかなくては!
(特に副住職に対して、優しくならなくてはと思う、今日この頃なのです)

追伸:当日は北海道から著名な布教師も来られておりましたが、拝聴出来ずに残念でした。
このことについては副住職からいずれお話がある、かも??

※1:和讃についてはコチラから(http://www.myoujouji.jp/tubuyaki.php?no=79#79

※2:七面山登頂についてはコチラから
 (http://www.myoujouji.jp/tubuyaki.php?no=165#165



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