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新米・坊守さんのつぶやき

2018.11.16 温活!

すっかり寒くなってきましたね。

南国育ちの私は、冬に慣れるのにかなりの時間を要しましたが、
特に長年悩まされていたのが「冷え性」。
私は特に末端冷え性の為、冬の朝の水道水は天敵で
手の骨の痛みを感じながら1日をスタートさせるのがお決まりでした。

しかし今年の秋、ついに本格的に冷えと戦おうと決意し、 鍼灸に通い始めたんです!

正直あまり期待していなかったのですが、ほんの数回で効果を実感することが出来ました。
体が温まると、夜もぐっすり眠る事が出来、なおかつ気持ちも安らぎます。
体を温めることの大切さを、心底教えられました。

そして棚からぼたもちだったのが、どうやら私は腰に相当の負担をかけながら生活していたようで、
何もせずに放っておいたら、大変なことになっていたと言われたのです。
自分で気付いていなかったのが恥ずかしい限りなのですが、
人に言われて気付く事って、意外とありますよね。
自分自身を過信してはいけない、人の力を借りずには、生きていけないのだと、
痛感した出来事でした。

毎日忙しくしていると、自分の体や心と向き合い、労わることを怠ってしまいがちですが、
短い時間でも自分だけに意識を向けて体や心のマッサージをする時間を、
もっともっと大切にしていこうと思う、初冬の私なのでした。

今年の冬は、しもやけにもならず、朝の水道水にも負けない体で、 乗り越えられますように。


2018.09.25 終活の準備

今年の夏はとんでもなく暑かったですが、
お彼岸の時期になると、やはり涼しくなるものですね。

秋のお彼岸の中日だった昨日、当山にてお彼岸法要が行われたのですが、
その際に税理士さんによる「終活セミナー」も開催されました。
日蓮宗の僧侶でもあるその税理士さんは、言ってみれば終活をするにあたり必要な遺言書や財産管理などを始めとしたハード面、
そして人生を終え、浄土に向かう為の心の準備というソフト面の両方からサポート出来るという、
まさに無敵な存在!
そんな方のセミナーが当山で行われたのですが、残念ながら私はおときを食べていた檀家さんの傍にいた為、参加出来ず・・。
ですが、セミナー後に個別で少しだけ講師とお話しさせて頂き、
そういった知識を増やしていくことは今後の人生においてとても大切な事だと感じました。
 
老いや病、死というのは、生きていれば遅かれ早かれ分け隔てなく誰にでも訪れますが、あまり直面したくない現実でもあります。
と言うか、そもそもまだピンとこない、という方も多いと思います。
ですが、今や2人に一人が癌になる時代、そしてなんと、私達が住んでいるこの福岡県は
癌患者の数が男性は全国で第7位、女性はまさかの第4位!
じゃぁ、別の県に移り住むか!と言いたいところですが、もちろんそういう問題じゃないんですよね。トホホ。
どうあがいても避けて通れない問題。ならば色々な準備をして、整理整頓された人生の終わり方を考えた方がいい、という事なのだと思います。
 
最近の私は、「結婚して子供が生まれ、子育てが終わるころには親の介護をして、いずれ孫を愛でながら寿命を迎え旅立つ」
そういう人生を歩むことは決して当たり前ではないと
薄々気付き始めています。
何が起こるか分からない。何が起こってもおかしくない。
誰かに起こっていることは、自分にも起こりうる。
そう思うからこそ、色々な知識を蓄え、色々な事に立ち向かえるよう、
どんな時でも出来るだけ心安らかにいられるよう、準備が必要なのだと思うのでした。


2018.09.13 〜本日のつぶやきは副住職・公輔によるものです〜

 

911日、海外での仏教、そして日蓮宗がどのように信仰されているかに興味を抱いている私は、熊本市の寺院で行われた「海外布教講習会」に参加してきました。

現在日蓮宗だけでなく、各宗派が世界中に寺院を建て、布教の拠点としています。

 日蓮宗は、アメリカ合衆国にある15ケ寺をはじめ、東南アジアやヨーロッパなどでもお題目を弘めようと、各地に僧侶が派遣され布教活動をしています。

 この日の講師を務められたのは、日系二世としてアメリカ国籍を持ち、大阪の寺院で修行され、日蓮宗僧侶の資格も取られたお上人。現在アメリカの西部ネバダ州ラスベガスにある観音寺という寺院の主任を務める方でした。まさに、アメリカ人と日本人の両方の視点を持たれた方!

 ラスベガスと言えば、世界中に有名な街!そこにも日蓮宗の寺院があるのです!

 アメリカでは、毎週日曜日は信仰の日とされ、家族で教会に出かける習慣があるようで、観音寺にも50人ほどの信者さんが来られ、ご祈祷や唱題行を中心とした布教活動をされているそうです。

 海外では「仏教=禅」と思っている方が多いようですが、これは現在の日本でも同じことで外国人旅行者だけでなく日本人も座禅をしたいという方が多くおられますね。日本でも世界でも、禅を仏教の入口として興味をもった方がさらに踏み込んで、日蓮宗の寺院に来てもらう事。これが、これからの共通の課題であるようです。

 中でもアメリカ人の檀信徒に多く求められているのが、ご祈祷!

 日蓮宗のご祈祷は、大荒行堂での日間の修行をした者だけがすることを許されているのですが、その時に使う、木剣(ぼっけん)という仏具。これを現地の檀信徒にはスターウォーズのジェダイが持っているライトセーバーと同じようなものだ、と説明しているそうです。

 さすが映画大国 アメリカですね!ご祈祷で使う木剣がライトセーバーで、私たち僧侶がジェダイであるなんて、考えたこともありませんでした。この説明はまさに日本人にも分かりやすく、さらに興味をもってもらえるだろうな〜と思ったのです。

 では日本にいる私が、多くの人たちに日蓮宗に興味を持ってもらうためにできることは何だろうかと、改めて考えさせられた講習会なのでした。


2018.07.28 沖縄に行ってきました 〜後半〜

慰霊の日の前日、沖縄にある唯一の日蓮宗のお寺・法華経寺に
副住職と一緒にお参りに伺ったのですが、
そこにはこのようなお塔婆が奉納されていました。

「沖縄戦敵味方一切ノ犠牲者霊位断迷開悟離苦得楽」

沖縄戦で命を落としたアメリカ人を含む全ての犠牲者が、
迷いを断ち悟りを得、苦しみから離れ楽を得ますように

と祈念したお塔婆です。

私は戦争を知らない世代ですから、想像を絶する苦しみや葛藤にたくさんの方が
今もなお支配されている事を、本当の意味で理解することは出来ないと思います。
唯一の地上戦が行われた沖縄では、20万人もの日本国民が命を落としましたが、
そんな場所で目にした「敵味方一切の犠牲者を供養する」という祈りが、
私の迷いをも拭ってくれたような気がします。

8月15日は、終戦記念日です。
ご先祖様を偲びお見送りする盆明けがこの日と重なった事は、
偶然ではないのでしょう。

今年も忙しいお盆がやってきます。
熱中症にならないよう、皆さん頑張りましょう!


2018.07.26 沖縄に行ってきました 〜前半〜

長らくご無沙汰をしており、大変申し訳ありません。
皆様、お元気でしょうか。
西日本豪雨で被災された方におかれましては、心中お察しいたします。
くれぐれも早い復興をと願うものの、災害レベルのこの暑さの中、
くれぐれも熱中症には気を付けて、無理をしないでください。

さて、夏と言えばもちろんお盆ですが、
私達日本人が忘れてはいけない「終戦記念日」がやってきます。

学生の頃、恥ずかしながら太平洋戦争についてほぼ無知な状態のまま
私はアメリカの大学へ留学しました。
そして二年目に同時多発テロが発生し、ある衝撃的な発言を聞いた事により、
ようやくアメリカと日本の歴史について深く考えるようになりました。

「何も予告せずにこんな事をするなんて、まるで真珠湾攻撃だ!」と、
その頃授業を担当していたうアメリカ人の教授が言ったのです。

それまで私はアメリカは自由の国で、差別は少なからずあるにしろ、
日本に対してそのような感情を抱いているとアメリカ国民がいると思っていなかったので、
とてもショックを受けたのを覚えています。

帰国後も英語教育の仕事に携わっていた私は、アメリカ出身の同僚と仕事する事も多々あり、
日本人と変わらずに対等で良好な関係を築く事が出来ましたが、
彼らとこの戦争の話しをした事は、いまだありません。

そんな中、先月副住職と沖縄へ行かせていただきました。
日蓮宗青年会が毎年6月23日の「沖縄戦終結の日」に行う
慰霊行脚に同行させてもらったのです。

〜次回に続く〜



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